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例えば、「BPSD」、「徘徊」、「アルツハイマー認知症」など。また、特定の分野に絞り込んで探すときは、 「カテゴリー検索」をご利用ください。

事例No. 21 掲載日 2010-01-14 00:00:00
タイトル 他者との関わりが出来ず孤立していく
事例の状況 デイサービスの土地や見える山が自分の土地だと言い、他利用者が「違う」と言うと腹を立て杖で叩いたり、物を投げつける。隣家の人が柿や地面を盗んでいくと言う。デイサービスでのレクリエーション時、他者の失敗を見て興奮して歩行器を投げたり、自分もうまくいかないと機嫌が悪くなり、帰ると言って玄関から出ていく。閉じこもりがちであったので、家族は何としてもデイサービスに行って欲しいと思っており、初回利用時は趣味活動の講師の設定で本人に説明して来園している。感情の起伏が激しく他利用者に攻撃的になることがあり、席や居場所に配慮が必要。興奮すると呼吸が荒くなり発作が起き、ニトロペン錠の服用が必要となる。
キーワード 興奮しやすい。叩く、物を投げる。帰宅を訴える。見たままを言って、他利用者をけなす。
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事例No. 22 掲載日 2010-01-18 00:00:00
タイトル 不安におしつぶされそうになって
事例の状況 男性。杖なしで歩行可能ではあるが、ゆっくりとしか歩けない。コンピューター操作が得意だったのに、右手が思うように動かない。字を書いても字にならない。話をしたいのに言葉が出てこなく、一生懸命考えているうちに、何を話そうとしていたのかわからなくなってしまう。買い物に出かけ欲しいものを購入して、レジに並ぶがいくらお金を出せばいいのかわからなくなりお札を出す。しかし相手に多くとられ、いつかお金がなくなって貧乏になってしまうと不安になってしまう。それが高じてか妻に生活費を渡すことができなくなってしまった。妻は離婚を提案。それ以降、妻に執拗にまとわりつき性行為を絶えず求め続け、恐怖感にとらわれた妻からすっかり嫌われてしまう。
キーワード 不安です
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事例No. 23 掲載日 2010-01-18 00:00:00
タイトル 昼夜問わず徘徊し介護への抵抗とふらつきのあるAさん
事例の状況 Aさんは数年前よりアルツハイマー型認知症との診断を受け、娘の介護と在宅サービスを受けながら、自宅での生活を送っていた。施設への入所後数ヶ月は、時折家に帰りたいと言いながら歩き回る程度であったが、半年経過した頃から日中に表情険しく歩き回ることが多くなり、スタッフの言葉かけや付き添いに対し不機嫌をあらわにした表情や言動が見られるようになる。それから医師の診断のもと、アリセプトの服用を中止し、新たに向精神薬の投薬がはじまった。しかし、その後は長時間にわたる徘徊、夜間不眠、脱衣行為、他利用者への暴力行為が見られるようになる。会話でのコミュニケーションが難しくなり、ふらつきによる付き添いに対し、始めは手を握って一緒に歩くが、突然手を振り払い、粗暴な行為が見られる。その内、「疲れた。」と何度も訴えるが、座って休むように促し、椅子に座るも、落ち着かない様子ですぐにふらふらと歩き回る行為が繰り返し続いている。「トイレに行きたい。」と言う時もあるが、トイレには入りたがらずに、廊下などでおもむろに排泄することが見られる。
キーワード 意志の疎通が困難。興奮。介護への抵抗。目が離せない。長時間にわたる徘徊。転倒の危険。
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事例No. 24 掲載日 2010-01-20 00:00:00
タイトル 自分の主張を訴え続ける為、他者との関係が悪化しているAさん
事例の状況 Aさんは歩行不安定のため、施設内は介助で手引き、施設外は車椅子で移動している。「足が痛い。」「体がつらい。」と昼夜問わず大きな声で訴え続けることから、他入居者より苦情が聞かれ、本人に対して口調も荒くなり関係が悪化している。そのことから本人も強いストレスを感じているようだ。スタッフの対応として、本人の座る席を変更するなど環境面の調整や、散歩や買い物など気分転換を図る(当事者だけではなく、他者に対しても)などの対応に努めている。足の痛みに対してはマッサージを行い、同時に主治医に報告・相談を続けているが、主治医からは薬物療法ではこれ以上方法がなく、高齢のため外科的な処置も難しいとされている。本人は何かに集中している時は訴えることがなく、痛みを強く訴えている時の表情は淡々としていることなどから、痛みの程度も明確ではない。口癖になっているのではないかと思うこともある。他入居者のストレスを考慮したうえで、本人との良い関係を築くためにはどのようにしたら良いのかと、日々悩んでいる。
キーワード 昼夜問わず大きな声で訴える。他入居者にストレスが溜まる。責められることで自分もストレスが溜まる。他者との関係の悪化。
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事例No. 25 掲載日 2010-01-26 00:00:00
タイトル 入浴拒否、着衣交換拒否
事例の状況 「夫の食事を作らないといけません。」「帰らないと主人が困ります。ここから出してください。」入浴を勧めると、「私は、毎日入浴はしています。」「昼間から風呂には入りません。」「朝なので服を着替えましょう。」と言っても、「私は長い間勤めをして責任のある仕事をしてきました。今も金銭の管理もしているんです。そんな、人を馬鹿にしたようなことを言われることはありません。」と怒って表情が変わる。頑として聞かない、身体の不調を突然訴えることなどがある。日々の生活はほぼ自立状態である。
キーワード プライドが高い。 一見健康に見える。 他者の世話が好き。
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事例No. 26 掲載日 2010-01-26 00:00:00
タイトル 一人がいいけど、一人は困る!
事例の状況 入居して間もないAさん。居宅サービスを全て拒否し、ホームヘルパーを追い返す状態で、唯一の身寄りである甥に、毎日のように「おなか空いた。」と電話をしていた。甥も親の介護を一人で担っており、Aさんを自宅に呼ぶことも出来ず、数回のショートステイを経て当施設に入居した。入居後も、特に更衣・入浴・服薬の拒否が顕著であり、「財布がない。保険証がない。」と騒ぐことが多い。また、「家で暮らせる。帰る。」という気持ちが強い。Aさんが在宅生活中に信頼していた医師の名前を出しながら説明すると、落ち着くことが分かり始めたため、さしあたり現在は、「○○先生が心配してここに泊まるように聞いている。」と説明しているが、上記の拒否については現場でも対応に苦慮している。
キーワード 保険証、お金がなくなったと訴える。 入浴、更衣、服薬を拒否する。 頑として動かない。
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事例No. 27 掲載日 2010-02-15 00:00:00
タイトル 「ご飯を炊かなくては」と心配するAさんの夜間不眠について
事例の状況 Aさんは不眠気味であると思われる。生活のリズムを掴もうと2週間センター方式のD-4(24時間生活変化シート)をつけてみた。しかし、何らかのリズムは掴めず一日の中でも良い状態、悪い状態がバラバラなように思われる。19時頃、「寝床を用意しましたよ。」「有り難い。」「朝起こしに来ますね。」「頼んだよ。」と言いながら入眠するが、22時頃になると、「どーれよいしょ。」とカーテンを開けて起きてくる。休んでもらえるように添い寝などするが、「夜でしょう、知ってるよ。」とややいらだった口調が返ってくる。そのまま臥床するが眠らず。朝食後にホールでうとうととし始める。「横になりましょう。」と声をかけると、ぱっと目が覚めてしまうようで、臥床することはない。椅子に座ってそのまま居眠りをする。「ご飯を炊かなくては。」「あの子たちまだ食べてないでしょう。」という言葉がよく聞かれている。
キーワード 不眠。 ご飯を炊く。 家族の世話をしたい。 転倒。
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事例No. 28 掲載日 2010-02-19 00:00:00
タイトル 頭部外傷性認知機能障害を持つAさん
事例の状況 Aさんは生活保護を受給しており、保護費の入金日には自分で郵便局に出かけ、全額下ろしてくる。毎月の入金後には外泊や外出の希望があり、弟やスタッフの送迎で母親宅に外泊し、馴染みの飲食店に出掛け飲酒している。飲酒後、自宅に帰れずに警察の保護でホームに戻って来たり、外泊中に外で転倒するなどの事故があった。以前生活していた公営住宅には、まだ荷物が置いてあり鍵を持っているため、公営住宅に泊まっていることもある(本人談)。母親は高齢で高血圧のため、「家に帰って来られても、何処に行ったか分からず、帰りも遅いので面倒見切れない。」と外泊を断ることもある。主治医は1日1杯程度の飲酒は認めており、スタッフと買い物に出かけカップ酒等を購入して晩酌しているが、主治医には「お酒は飲んでいない。」と言っている。
キーワード  飲酒の要求がある。 公営住宅にまだ荷物が置いてある。 計画を立てた金銭の管理が出来ない。
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事例No. 29 掲載日 2010-02-20 00:00:00
タイトル 何も出来なくなってしまった自分自身を悲観し、心気症状や帰宅願望を訴えるAさん
事例の状況 Aさんは若い頃から自分で何でもやってきたという自負があり、人の世話になったり迷惑をかけることを極端に嫌う一面があった。ホームでも、「自分の食べた皿くらいは自分で片付けるよ。」と言いながら、みんなの分まできれいに洗ってくれている。それが自分の出来ることであり役割として自発的に行っている。しかし、遠慮や失敗を恐れるあまりつい、「○○さんの方が早いから。私は遅いし、みんなを待たせたら悪いから。」等の言葉を発し、それが次第にストレスとなり、他者に対する言動が荒くなってしまう。居室などでゆっくりと会話をすると、「もう家に帰りたいんだ。ここにいても何の役にも立てないから。情けないんだ。」と、心情を明かす。
キーワード 迷惑がかかる。 とろくさくてごめんね。 家に帰りたい。
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事例No. 30 掲載日 2010-02-26 00:00:00
タイトル いつも家族の心配をし、繰り返したずねるAさん
事例の状況 Aさんは、「お父さんはどこに行ったか知らないかね。」「○子はまだ帰らないけど知っているかね。」「私はいつ帰れるのか知らないか。」と一日に何度となく繰り返し職員にたずねる。職員は「仕事に行っていますよ。」とか「お父さんは病院にいますよ。」と不安を解消しようと優しく声をかけるのだが、一旦は納得したり、安心したりしてもすぐ忘れてしまい同じ質問を繰り返す。夫は2年程前に死亡しているが本人はわかっていない。職員はAさん一人だけを対応できないので話を聞いてあげられないと、他の利用者に同じことを何度も繰り返して言ってしまい、時々利用者同士の言い争いになったり、仲間はずれになったりして、不安が増大し職員の後ばかりついて歩いてしまう。
キーワード 同じ質問を何回も繰り返す。 不安になる。 一人でいられない。
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事例No. 31 掲載日 2010-02-27 00:00:00
タイトル 「帰ります」と、今はない生家に足を向けるAさん
事例の状況 Aさんは、日中「家に帰ります。」「帰るから。」と伝えるとホームを出て、隣の地区にある生家へ足を向けて外出する。ただ、千鳥足歩行にて常に転倒の危険を伴うため、外出中は「近隣に用事があるので」と同行するようにしている。後方に職員が位置することで、気を遣うため、斜め前方を歩くようにしている。途中、買い物をしようとしたり、大通りを横断しようとしたり、近隣からの支援や同行職員の支援を必要としている。生家までたどり着くと、「あら。」「あら。」と、表情を硬くしながら歩き回り、「留守だった。」と同行した職員に話すなどして、ホームに戻る。途中、膝が伸びない状況で歩行しているため、疲労が溜まり疲れて座ってしまう。ホームに戻ると「頭のなかがグシャグシャになった。」など、混乱の様子が見られる。また、足の痛みについて、認識ができず、職員に不満を訴えることもある。
キーワード 帰宅を訴える 道路横断 転倒 支援拒否
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事例No. 32 掲載日 2010-03-14 00:00:00
タイトル 自分は利用者だと思っておらず帰宅願望が聞かれる
事例の状況 自分は利用者だと思っておらず、「なぜここに来ているのか?」とサービスの利用を納得できていない。デイサービスに来ても、「誰が勝手に決めたんだ。」「私は知らない。」と混乱し「家に帰りたい。」「家に連絡するので電話帳を貸してください。」との訴えが頻回に聞かれる。職員の説明により、いったん納得することはあるものの、すぐに忘れて同じ行動が見られる。
キーワード 混乱。帰宅を訴える。「自分は利用者じゃない。」
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事例No. 33 掲載日 2010-03-24 00:00:00
タイトル 家に帰ると訴え歩き始めるが転倒の危険が高い
事例の状況 空いた時間があると家に帰ることを思い出し、「かあちゃんが待っているから。」と言って施設内を歩き始める。しかし高齢のため下肢筋力が低下しており、バランスも崩しやすいため転倒の危険が高い。できるだけ手をつないだり近くで見守りをしたりしているが、自立心が強く「一人で帰れる」と思っているため、職員がそばについているとストレスを感じることもある。
キーワード 転倒。 家に帰りたい。 自立心。
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事例No. 34 掲載日 2010-04-01 00:00:00
タイトル 自身の食事を周囲に勧められても食べようとしないAさん
事例の状況 昼食時、Aさんに昼食を運ぶと「ありがとうございます。でも私よりあなた食べなさい。」と自分の食事を周囲の人に勧めようとする。Aさんの食事であることを伝えるが、会話が繋がらず、食器をテーブルや床に置こうとする。介助にて口に運んでも、「もう一口で結構です。」と断る。食器を持ちやすいお椀に変えると少し食べるが、途中でも周囲を気遣って、自身の食事を分けようとする。表情は険しくはないが、忙しそうに動く。 食事の拒否は昼食、夕食、おやつに時折見られるが、朝食はとてもスムーズで、ほぼ介助することなくきれいに完食する。
キーワード 食事拒否、落ち着かず動く、会話が繋がりにくい、脱衣
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事例No. 35 掲載日 2010-04-10 00:00:00
タイトル お風呂が新しくなり、あまり入りたくないのだが・・
事例の状況 昨年、施設の浴室改修工事があり、入浴形態が変わった。以前から入浴中は鼻までつかり髭を剃っていたが、心臓が悪く長湯はたびたび注意されていた。新しい浴槽になり、スタッフと一対一で入る個人浴槽になった。入浴の声掛けに、あまり良い返事はしていなかったが、最初の頃は入浴をしていた。最近は返事をしても足早に立ち去り、入浴・洗髪をしていない。
キーワード 入浴・洗髪をして欲しい
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事例No. 36 掲載日 2010-04-21 00:00:00
タイトル 私の思いを分かって!状況がわからないことの不安
事例の状況 認知症を発症し、自宅から娘宅へ引越しをして、デイサービスを受けながら生活する。その後、当グループホームに入居。得意の家事作業をして生活するが、認知症が進行し、夜間の不眠、終日の焦燥感により「どうして、どうして」「早く、早く」等落ち着かなくなったり、強い口調で他者に攻撃したりするなどが目立ち、利用者間のトラブルも多くなってきた。不穏時は個別に散歩に出たり、買い物に車で出かけるなど気分転換が出来ることもあったが、徐々に集中できる時間が少なくなり、個別の対応でも気分が和らがないことが多い。1日おきくらいに家族の面会があり、一時は気分が落ち着くが、焦燥感や混乱のほうが強く、スタッフに対する訴えも多くなり、スタッフ自身がストレスを抱えてしまう状態が目立っている。
キーワード 本人とスタッフのストレス
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事例No. 37 掲載日 2010-04-23 00:00:00
タイトル 興奮して同じ訴えを繰り返すAさん
事例の状況 特養入居後、数日ごとに、「金を返せ。」「息子に電話しろ。」等の訴えが繰り返しあるケース。スタッフや入居者等、まわりにいる方に同じ話を繰り返し聞かせる。それが原因で時に入居者と言い争いの喧嘩になることがあるがその際、本人は一歩も引かず、負けない。傾聴していても、「早く電話しろ。」「息子を呼べ。」「警察に連絡を。」と興奮はエスカレートしていく。興奮して話をし続け、最終的には疲れ果て、呼吸も苦しくなって興奮が収まる。
キーワード 同じ話の繰り返し。他者との言い争い。興奮。
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事例No. 38 掲載日 2010-05-19 00:00:00
タイトル 訴えや拒否が多い入居者支援
事例の状況 本人が納得しないまま入居し、帰宅願望が強く家族に不満を強く抱いている。職員にも不満が多く、居室にこもるため職員の関わりも少ない。
キーワード 絶望感・なくなる・自由がない・何もかも盗られる
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事例No. 39 掲載日 2010-05-27 00:00:00
タイトル 安心して暮らしたい
事例の状況 Aさんは施設生活の不満を口にし「他人が部屋に入ってくる」「物が盗まれる」「ここには安心していられない」等を訴え、特に洋服に関しては「盗られた」との訴えがある。時には大声を出し、廊下を歩き「○○の掛け軸、盗ってやれ、盗ってやれ」と叫んだりする。軽作業を積極的に行っているときは穏やかであるが、居室に戻っていると幻聴が聞こえ大きな声を出し、「ここにはいられない。息子に迎えに来てもらう。」と不満を口にしている。
キーワード 不信感。 本人のストレス。
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事例No. 40 掲載日 2010-06-25 00:00:00
タイトル 自分の願いを伝えられず、どうしていいのか分からずに混乱してしまう
事例の状況 Aさんは今も仕事をしている気持ちが残っていて、昼夜を問わず「仕事をしないといけない」とふっとホームから出ようとするが、どこに行けばいいのか分からなくなり、いら立ってしまう。また自分の姿を自分だと認識できず、鏡に向かって初めは挨拶をしたりして「おー。後で行くからな。」と言っているが、鏡の相手も同じ行動を取って自分を馬鹿にしていると思い「何をするかー」といら立ち、鏡を叩こうとする。今では窓ガラスやテレビに映った自分の影にも同じ反応をし、人影の映りそうなものを排除することでAさんの混乱を回避している。それでも夕方から深夜にかけてソワソワと落ち着かず、リビングのカーテンをめくり「後でな。」と声を掛けたり、リビングと居室を往復したりする状態が毎日続いている。
キーワード 夕方の窓ガラスに映った人影が気になって仕方がない。仕事に行かないといけない。
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