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思いついたキーワードで事例を探すときは、 「一般検索」を使います。
例えば、「BPSD」、「徘徊」、「アルツハイマー認知症」など。また、特定の分野に絞り込んで探すときは、 「カテゴリー検索」をご利用ください。

事例No. 61 掲載日 2011-01-13 00:00:00
タイトル 気持ちの上での居場所がないイライラ
事例の状況 Aさんはアルツハイマー型認知症の進行に伴う周辺症状の悪化からうつ症状を発症し、自分のことを他者が非難すると思い込み攻撃的になり、暴言・暴力・徘徊行為が日に何度も毎日のようにあった。不安定時いつも口にする言葉は「私は何もできないつまらない人間です。」「私が邪魔なのはよく分かっています。いつ(今すぐ)死んでもいい。」「みんなが陰でこそこそ私のことを笑っている。」そして「帰ります。」と言って席を立ち徘徊を繰り返していた。職員に対しても不信感があり、「誰も私の気持ちは分からない。」「心から思ってないくせに放っておいて。」と全てのことに対し拒否・拒絶が見られるAさんへの対応に戸惑っていた。
キーワード 不信感。 被害妄想。 何も分からない。 何もできない。 家に帰りたい。
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事例No. 62 掲載日 2011-01-13 00:00:00
タイトル 私が妻を殴るのを止めてほしい(デフォルメ版)
事例の状況 50歳代後半でアルツハイマー型認知症の妻を単身で介護しているAさん(60歳代前半)は、銀行を早期退職して以来7年間、介護生活を続けてきた。妻は若年発症の認知症が進行して現在の長谷川式スケールは3点。全ての生活を支えなければならない。Aさんはこれまでに糖尿病を持っていたが近所の「かかりつけ医」でコントロールしてきた。ところがAさんは、ここ数カ月の間に血糖値が上がり、ちょっとしたことでもいらいらするようになったため、その医師を通じて大きな病院を受診したところ、血管性認知症であることを告知された。そのことをきっかけに、絶望感と妻への思いが交錯して焦燥感が激しくなり、妻のちょっとしたミスにも激怒して殴ってしまうようになった。妻はデイサービスを週2回、クリニックの通所リハビリを週1回利用し、ホームヘルパーにも週3回来てもらっているが、誰もいない深夜に妻の行動・心理症状(BPSD)が出るとAさんは怒りを抑えることができず、何度も殴ってしまう。Aさん自身もそのことに悩んでいる。「自分の認知症が進めばもっと理性を失ってしまうのではないか」と心配になる。
キーワード 認知症の人同士の介護。 身体的虐待(不適切行為)。 夫婦の心身ケア。
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事例No. 63 掲載日 2011-01-13 00:00:00
タイトル 結構です、自分のことは自分でしますから
事例の状況 Aさんは市内のデイサービスを利用していたが、妄想・帰宅欲求・尿失禁と介護拒否があり下着を替えてくれず、対応が困難となっていた。約1ヵ月前より当施設(デイサービス)を利用するようになった。かつては「社交的で明るく、かゆい所に手が届く行き届いた主婦だった」と夫が話してくれた。利用初日「ここの男の人にコートを盗られた」という妄想が起こる。自宅では誰かがのぞいていると言い家のカーテンを全部閉める、息子が食べ物を盗った、という訴えがある。Aさんは自宅の風呂をのぞかれることを心配している様子で、入浴ができず自宅で週1回湯を浴びる程度である。清潔の保持が難しい現状がある。デイサービスで入浴を勧めても、「結構です。」と言って入浴しない。
キーワード 余計なことをする人がいる。いつも誰かに見られている気がする。自立心・介護拒否・もの盗られ妄想。
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事例No. 64 掲載日 2011-01-24 00:00:00
タイトル 家に帰りたい思いから募る不安
事例の状況 Aさんは、週に3~4回の頻度で帰宅欲求があり、ふいに立ち上がったり大声を出したりするなど、不安定になることがある。涙を流し、自分の名前、地名、家族の名前を言い、ここがどこなのか分からないと訴える。しばらく起きてもらうがすぐに「しんどい、横になりたい。」と言い、目が離せない状態となる。立ち上がって歩こうとするため、転倒のリスクが高い。また、不安が高まると、食事を拒否する。安心してもらうよう話をするが、数分後には忘れてしまうため、同じことの繰り返しである。
キーワード 家に帰りたい。 ここがどこなのか分からない。 不安。
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事例No. 65 掲載日 2011-01-24 00:00:00
タイトル 興奮して、同じ訴えを繰り返す90歳代女性
事例の状況 医療の対象となる疾患がないと思われるのに、繰り返し腹痛を訴える。何かにつけ「私は目が見えないから○○できない!」と大きな声で話す。目は不自由だが、スタッフをはっきり見分けており、相手によって訴えの強弱、訴えの内容が異なる。いったん訴えが始まると、夜中でも同じことを大声で繰り返すため、周囲のほかの入居者も落ち着かない状況となる。「おなか痛い!」のほか「足痛い!」「家族に電話する!」など、訴えはほぼ決まっている。
キーワード 大声。「おなか痛い!」。ケアの統一。
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事例No. 66 掲載日 2011-02-07 00:00:00
タイトル 心穏やかに安心して生活していきたい
事例の状況 一日4回行う眼科処方の点眼薬がある。点眼を行ったことを10分程度で忘れてしまうことがほとんどである。点眼薬をさしても「一度もさしていない」と話す。このほかにも「誰も目薬さしてくれない」点眼後には「違う目薬をさされた。目がつぶれたらどうしてくれるの」と怒りをあらわにすることもある。職員で管理している目薬を「私にちょうだい!」と捜すこともある。目薬にかかわらず、物盗られ妄想がある。ただし、物盗られ妄想は、居室変更を行ってからは軽減してきている。
キーワード 妄想。薬。執着。不安。
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事例No. 67 掲載日 2011-02-07 00:00:00
タイトル 状態が悪化した後のAさん
事例の状況 Aさんは昔踊りをやっていたことから、特養利用者を見ると「かわいそうな方たちだ。何かやってあげたい。」という思いが強く、デイサービス利用時に特養利用者のために踊りを披露するということを生き甲斐としていた。状態が悪化し植物や物への執着心が強くなり、生け花や庭に咲いている花、掲示板に貼られている造花や本などを収集することが増えてきた。花を採ろうとし、庭やテラスに出て行き転倒することもあった。ほかにも、「おやつを持ち帰って一つの物を家族と分ける。」と言い張ることもたびたびあり、他者の食べ物(残り物)を食べることも見られるようになった。また、御詠歌に対するこだわりも強く、「仏具が欲しいから仏壇屋に連れていってほしい」「葬式があるから赤飯を200人分炊いてほしい」などの訴えも日に日に強くなってきた。Aさんが収集した物を預からせてほしいことを伝えたり、Aさんが思っていることに対し話をしようとしたりすると急に興奮し、時折手を上げることも見られるようになった。
キーワード 収集癖がある。執着心やこだわりが強く、時折手を上げることにつながる。感情の起伏が激しい。
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事例No. 68 掲載日 2011-02-15 00:00:00
タイトル 私の気持ちを知って欲しい
事例の状況 普段は椅子に座り、穏やかな口調で歌を歌ったりしている。時々、独語を言うことがある。被害妄想から突然「警察を呼ぶぞ!」、幻覚に対し「お前が持っていったんだろう!」など話し、怒鳴りだすことがある。そのようなときは職員が声を掛けたり、1対1で対応したりすることで落ち着くこともある。職員がすぐに対応できないときには激しい興奮状態となり、職員の声掛けに対し耳を貸さなかったり、手を振り払ったりすることがある。また、幻覚から怒りの対象が他の入居者に向けられ、暴言を言ったり、本人の声が大きいことにより他の入居者とトラブルになったりしている。そのことで周りの入居者、本人がストレスを抱えている。
キーワード 他者とのトラブル。他の入居者が抱くストレス。本人のストレス。
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事例No. 69 掲載日 2011-02-17 00:00:00
タイトル 頻回に誰かを呼び、訴える内容がその都度変わるAさん
事例の状況 A さんは、「おねえちゃん、こっちに来て!」「ここにいて!」と頻繁に職員を呼ぶ。職員が側に行くと、「おねえちゃん大好き。」と抱きついたり、手を握ったり、歌を一緒に歌ったりするが、10 分程すると、「うるさい!」「だまれ!」「おまえに言ってない!」「あっちに行け!」と職員をはねのけたり、時には手を上げることもある。また、興奮状態がエスカレートし、物をたたいたり、大声で叫びながら地団駄を踏んだりすることもある。
キーワード 攻撃的な言動。興奮。落ち着かない。どうしたらいいか分からない。
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事例No. 70 掲載日 2011-02-26 00:00:00
タイトル 怪我やヒヤリハットすることが絶えないAさん
事例の状況 グループホーム入居当初のころは、不安定ながらも自力歩行できていた。しかし、徐々にふらつきや転倒、ベッドからのずり落ちなど下肢筋力の低下、バランスの不均衡が目立つようになる。歩行器の使用や夜間ポータブルトイレの使用を勧めるも、急な立ち上がりや歩き出し、方向転換、腰くだけがあるために、絶えず目が離せない状況になる。最近では、行動がせっかち、粗雑化が加速し、他人からの抑止が効かない状況である。食事は熱いものや量を多く口の中に入れむせる、割り箸で唇を突いて怪我をしても食べ続ける、入れ歯が気になり出し入れを繰り返し破損する、夜間ポータブルトイレの移乗を繰り返し、座り損なうなどの事故、ヒヤリハットすることが頻発している。ケアスタッフは、大事故につながらないように気が抜けない。Aさんは、そのことを察知してか精神状態が落ち着かないと、昼夜とも排尿回数が増え、トイレの行き来を繰り返している。
キーワード
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事例No. 71 掲載日 2011-02-26 00:00:00
タイトル 自分らしさをいつまでも
事例の状況 Aさんは病院ではハイリスクのためか紐やベルトで拘束されており、眠剤にて終日傾眠があり、食事もあまりとれていなかった。入居以後眠剤を減らしたところ、昼夜逆転傾向が出現する。本人は、退院後は他の病院で治療をするか家に帰れると思っていたことや、高次脳機能障害から病識が薄く、歩けると思っていることから、介助者の手を払いのけたり「警察を呼べ」などと怒鳴ったりすることがある。24時間を通して見守りやセンサーの使用が必要であるが、そのためかAさんには拘束感がありスタッフの少ない勤務帯では対応困難になることもしばしばある。家族は病院と施設でのAさんの様子の違いに困惑しており、本人・家族・介護者それぞれが苦しんでいる状態であった。
キーワード (本人・家族・介護者が)互いに受け入れ認め合う
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